銀行株を考える

24年度の新NISAが始まった際に購入を考えている銀行株について、具体的にどこにしようか検討をしてみようと思います。

メガバンク vs 地方銀行 vs ネット銀行

 まずはここから考えますが、流石に株の長期保有を目的とするならメガバンクもしくはネット銀行系かなと考えています。地方銀行は地域密着型のため、大抵店舗を構え地域の企業や人を対象に融資を行うと考えられます。ネット銀行と比較した場合、ネット銀行は店舗を実際に構える必要はなくその分人件費を削ることができ、手数料も低く抑えられる魅力があります。また、メガバンクを見れば地方銀行よりも多角的な経営を行うことができるメリットがありますし、そこら辺を考えれば地方銀行の魅力は薄いのかなと考えています。
 実際経営で不安がなさそうな地方銀行も数あるうちのわずか数社ほどしかなさそうですし、これらを踏まえた上でメガバンク、もしくはネット銀行の株を購入してみようかと考えています。

 というわけで以降は現在検討中の銀行を並べてみます。基本的には四季報の情報をもとに記載していきます。

①みずほFG

 株価:2526円
 配当:95円(3.8%)

【解説】
 3大メガバンクの一つ。経常益が伸び連続増配。海外金利上昇による外貨建ての利ザヤ堅調。生成AIの活用を検討中。スタートアップ企業への投資ファンドも組成。
【経常利益】
 5600億(22年) 
 7900億(23年) 
 8600億(24年予想) 
 8900億(25年予想)
【他指標】
 営業CF:88,672億
 自己資本比率:3.6%

【所感】
 ・経常利益も順当に上がっているため、今後の成長も見込めそう。
 ・システム面での不安点がありよくシステム障害を起こしているのはリスク。

②三菱UFJフィナンシャルG

 株価:1237円
 配当:41円(3.3%)

【解説】
 国内最大の民間金融グループ。金利上昇で外貨軸の預金金利ザヤ拡大。連続増配。
【経常利益】
 1.53兆(22年) 
 1.02兆(23年) 
 1.60兆(24年予想) 
 1.65兆(25年予想)
【他指標】
 営業CF:134,317億
 自己資本比率:4.7%

【所感】
 ・利回りはみずほにやや劣る。が経常利益は圧倒的、かつ今後も期待はできそう。
 ・2025年の大阪万博関連会社。
 ・直近で全銀システムの障害発生あり。

③あおぞら銀行

 株価:2879円
 配当:154円(5.3%)

【解説】
 旧日債銀、地銀連携に力点、四半期配当。経常益は急回復中、国内スタートアップ投融資推進。
【経常利益】
 462億(22年) 
 73億(23年) 
 310億(24年予想) 
 390億(25年予想)
【他指標】
 営業CF:-613億
 自己資本比率:5.8%

【所感】
 ・配当金だけで見ると一番魅力的。配当性向が少し高すぎ?
 ・経常利益が回復中とはいえ少し不安あり。
 ・預金金利が他行に比べて圧倒的に高い。

結論

 今のところはみずほか三菱UFJのどちらかかなと考え中。流石にあおぞら銀行は今後の減配リスクが高いかなと感じています。とはいえ、システム面で言うとみずほも三菱も不安な点もあり悩ましいところではあるのですが…
 なんにせよ次の決算報告を受けてもう一度考え、結論を出そうかなと思います。

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